トレードビューは
・デモ口座も開設できる
・世界トップクラスの第三者機関による監査を受けている安心安全な海外FX会社である
・クレカ(VISA,マスターカード)で入金できる
ことから現在日本で最も人気がある海外エフエックス会社ですが、いざTradeviewに口座開設して取引したい！と思っても、トレードビューの公式サイトにはスワップについてあまり詳しくは記載されておらず分かりづらいですよね。
あなたはTradeviewの
「スワップポイント(金利)の一覧は？」
「スワップポイントの確認や計算方法？」
という疑問をお持ちではありませんか？
そんなあなたのためにこのページではトレードビューの
・スワップポイントの確認や計算方法
・口座タイプ別、時間帯別のリアルタイムスプレッド
・取引できるスワップポイントが高い(高金利)通貨ペア
・スワップポイントが付与されるタイミング
などについて説明します。
トレードビューのような海外FX会社が初めての初心者でもわかるように詳細に解説しますので、あなたはこのページに記載されている情報を利用することによってスワップについて理解してトレードビューで適切にトレードできるようになります。
※目次をクリックすると該当箇所に飛びます。
Tradeviewのスワップポイントの概要
スワップポイントとはFX通貨ペアにおいて、2国間の金利差によって生じる「金利差調整分」のことです。
高い金利の国の通貨を買い、低い金利の国の通貨を売るポジションであればプラスのスワップポイントが発生しますが、逆に金利が低い国の通貨を買って金利が高い国の通貨を売るポジションではスワップポイントはマイナスになります。
ポジションをオーバーナイト（翌日に持ち越すこと）すれば、1日単位でスワップポイントは発生します。
スワップポイントが発生する銘柄
Tradeviewでスワップポイントが発生する銘柄は、
- FX通貨ペア
- 株価指数CFD
- エネルギーCFD(原油,天然ガス)
- 貴金属メタルCFD(金,銀)
- 仮想通貨
があります。
※「株式」にはスワップポイントはありません。
スワップポイントはそのまま1ロットあたりの価格になります。
Tradeviewの取引銘柄,商品については、以下のページで丁寧に解説していますので見てください。
⇒Tradeviewで取引できる銘柄,商品を徹底解説
スワップポイントの確認方法
トレードビューの公式サイトにはスワップポイントが表示されていませんが、スワップポイントは随時変動するものなので、取引ツールのMT4またはMT5で確認しておきましょう。
MT4またはMT5でスワップポイントを確認するには、下の図のように「気配値」リストの銘柄の「詳細」を見るとスワップポイントが表示されます。
※下の図は「USDJPY」のスワップポイント
【MT4】
【MT5】
なおトレードビューのMT5では上の図のようにスワップポイントの付与スケジュールも確認できます。
スワップポイントの付与スケジュール
トレードビューのスワップポイントは月曜日から金曜日まで毎日付与されますが、土曜日と日曜日には付与されないので、この2日分のスワップポイントは水曜日の分と合算して付与されます。
金曜日の市場がクローズした時点でポジションを保有していれば、翌週の水曜日に土日のスワップポイントが発生します。
1ロットあたりのスワップポイントの計算方法
Tradeviewのスワップポイントは1ロットあたりの価格として表示されます。
たとえば「AUDCAD（豪ドル/カナダドル）」の買いスワップポイントが「-3.67」とあれば、これは-3.67CAD（カナダドル）であることを意味します。
そして「CADJPY（カナダドル/日本円）＝107.285(円)」であれば、このスワップポイントは日本円で
と計算できます。
決済通貨が「JPY」の場合はスワップポイントに100を掛け合わせますので、たとえば「AUDJPY（豪ドル/日本円）」の買いスワップポイントが「10.04」であれば、
となります。
CFDと仮想通貨に関してはそれぞれ独自の計算方法によりスワップポイントの価格が算出されます。
Tradeviewの銘柄ごとのスワップポイント一覧
次はTradeviewの銘柄ごとのスワップポイントをご紹介しますが、すでにお話ししたようにスワップポイントは日々変動しているので、ここでは2023年8月18日時点のものとなります。
※1ロットの価格は日本円で計算しています。
FX通貨ペア
TradeviewのFX通貨ペアのスワップポイントを以下の表で示します。
※表で「-」となっている銘柄は2023年8月時点で取引できないものです。
株価指数CFD
Tradeviewの株価指数CFDのスワップポイントを以下の表で示します。
※表の「1ロットの価格」はデモ口座取引で確認した数字です。
仮想通貨
Tradeviewの仮想通貨のスワップポイントを以下の表で示します。
※表の「1ロットの価格」はデモ口座取引で確認した数字です。
貴金属メタルCFD(金,銀,プラチナ,パラジウム)
トレードビューの貴金属メタルCFD(金,銀,プラチナ,パラジウム)のスワップポイントを以下の表で示します。
※表の「1ロットの価格」はデモ口座取引で確認した数字です。
エネルギーCFD(天然ガス・原油)
トレードビューのエネルギーCFD(天然ガス・原油)のスワップポイントを以下の表で示します。
※表の「1ロットの価格」はデモ口座取引で確認した数字です。
Tradeviewの両建てによるスワップポイントについて
続いてTradeviewでの取引で両建てにした場合のスワップポイントについて説明します。
同じ銘柄の同じロット数の両建てスワップ
同じ銘柄で同じロット数の両建てをすると、どの銘柄を選んでもショートポジションとロングポジションのスワップポイントを合算するとプラスにはなりません。
これはプラスのスワップポイントとなるポジションがあっても、反対ポジションにおけるマイナススワップポイントのほうが大きいからです。
たとえば下の図のようにTradeview「XAUUSD（ゴールド/米ドル）」の両建てを決済した記録があります。
上の図はほぼ同じ時間に1ロットずつショート（売り）とロング（買い）のポジションを保有し両建てにした後、ほぼ同じ時間に決済しています。
ですのでスプレッドの分だけ損失が出ていますが、スワップポイントも
ショートポジション：3,750（円）
ロングポジション：-4,925（円）
のように付いていて、合算すると1,175円のマイナスになっています。
異なる銘柄での両建てによるスワップ
ではロングポジションとショートポジションそれぞれスワップポイントがプラスとなる銘柄を組み合わせて、両建てポジションを保有するとどうなるのでしょうか。
2つの銘柄の値動きが連動するのであれば含み損益は増減を繰り返しながらプラスのスワップポイントが日々加算されることになり、含み損益がプラスになった時に決済すれば利益が出ます。
ただし2つの銘柄の価格に違いがあれば、ロット数を調整して両建てにする必要があります。
たとえばAの銘柄の価格に対してBの銘柄の価格が半分であれば、Aの1ロットに対してBは2ロットのポジションを保有するということです。
両建てによるスワップの損益例
次は実際にプラスのスワップポイントが発生するポジションのみを保有するとどうなるのかをチェックしてみましょう。
以下はすべての通貨ペアにおいて、プラススワップポイントとなるポジションをそれぞれ1ロットずつ保有し決済した例です。
ここではそのポジションの内容を時系列で見ていきますが、
・価格差の調整をせず単純にすべてのポジションを1ロットとする
・損益の金額単位はUSD（米ドル）
・期間は2023年8月21日から8月22日にかけて
となります。
【5:33】
上の図は日本時間の8月22日午前5時33分時点での保有ポジションの内容です。
【5:44】
前日にポジションを建てたので、上の図のように「スワップ」の欄は0になっていてスワップポイントはまだ発生していません。
【6:00】
午前6時に市場の日付が変わった時点で上の図のように「スワップ」の欄は「2.9」になっていてスワップが発生しています。
ただし午前6時から7時の1時間はスプレッドが広がるので、ショートポジションの含み損益が大きく損益はマイナスになっています。
【当日21:33】
上の図のように当日（8月22日）の21時33分（午後9時33分）にすべてのポジションを決済しましたが、損益は5,110.64ドルのプラスとなっています。
この1日で付与されたスワップポイントは以下の表のようになりました。
※すべて1ロットで金額の単位は米ドルです。
合計のスワップポイントはこの日のレートでおよそ5万3,011円になります。
Tradeviewの両建てについては、以下のページで分かりやすく説明していますので見てください。
⇒Tradeviewの両建てのやり方やルール,解除方法を解説
Tradeviewのスワップポイントに関するよくある質問と回答
最後にトレードビューのスワップポイントに関する疑問点とその回答をご紹介します。
A.トレードビューではいくつかの口座タイプがありますが、すべて同じ銘柄であればスワップポイントは同じです。
A.トレードビューでは同じロット数の売りと買いの両建てで、プラスのスワップポイントとなる銘柄はありません。
A.スワップポイントは通貨を発行する2国間の金利差によって生じますが、ほかにも短期金利の動向や為替レートの変動による影響も受けるので常に変動しています。
A.マイナススワップが発生するポジションを長く保有していると日々コストが発生するので注意が必要です。
A.トレードビューではプラスのスワップポイントが発生しても、ポジションを決済する前にスワップポイントだけを出金することはできません。
以上でトレードビューのスワップポイントに関するよくある質問と回答の解説は終了です。
Tradeviewのスワップポイントのまとめ
Tradeviewでは株式以外の銘柄でポジションをオーバーナイトするとスワップポイントが発生します。
プラスのスワップポイントは利益となりますが、マイナスのスワップポイントは支払いになるので注意しましょう。
またTradeviewのスワップポイントは変動するので、こまめにその数値をチェックしておくことも必要です。
ポジションを保有した当日には決済しない場合、マイナススワップがコストになるので注意しましょう。
以上でTradeviewのスワップポイントについての解説は完了です。
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